米国

1. 市場動向

1.1. インターネット・ブロードバンド市場

2022年時点の、固定ブロードバンドの加入数は約1.2億件、固定ブロードバンドの世帯加入率は38%となっており、微増の傾向が続いている。また、固定ブロードバンド通信サービスを利用できる人口の比率をコミュニティ別にみると、2017年次点では都市部で98.3%、地方で73.6%、米国先住民居留地で67.9%であり、都市部での比率が最も高い。米国のブロードバンド事業者にはケーブルテレビ事業者であるコムキャストやチャーター・コミュニケーションズ等のほか、ADSL接続や光ファイバ・衛星接続を提供する大手通信事業者であるAT&TやVerizonがある。光ファイバブロードバンド協会と市場調査会社RVAが2019年12月に公表した共同調査結果によると、光ファイバの敷設は近年急速に進展しており、米国で光ファイバーに接続されている世帯は4,650万世帯となった。

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